手帳の話 パート3 スーパークラシック 「デザインする手帳」

 手帳好きとしてずっと欲しくてずっと気になっていた一品:スーパークラッシック デザインする手帳 for 「超」整理手帳 をレビューさせて頂きます。ベアクローで自由自在に自分の好みにモノを配置できる斬新なアイディア!手帳好きならこの手帳を見逃す事は出来ないのではないでしょうか?!

商品ページはこちら:https://superclassic.jp/?pid=35274720

 しかし、実際に購入したのはわりと最近。購入を躊躇していた理由は意外に購入した方の商品レビューが見つからない事。人気がない??何か使用に問題がある??とどうも不安だったのですが、

 購入してその理由が分かりました。

 まずこの商品のキモである”ベアクローによる自由配置スペース”について。購入前は色々と「あれを入れよう、これを配置しよう」と夢広がっていたのですが、実際に手にしてみて、まず現代の必需品であるスマートフォンを配置すると他に配置スペースがなくなってしまったのです!

 つまり、時代と共にスマートフォンがどんどん大きくなっているのですね。それでケース付きのi phone等を配置するとそれだけで配置スペースが埋まってしまうのです。色んなものを配置しようと夢広がっていたので少し失望してしまいました。さて、では残るスペースに何を置くか?自分の場合は会社でお客さんが来たり会議で移動すると高確率で携帯を忘れてしまう名刺を配置しました。おかげ様で名刺を切らす事はなくなって助かっています。

 その後2020年コロナが蔓延し、働き方がテレワークと出勤の半々になった後は新しく必需品となったパソコンのポータブルハードディスクドライブ(家と会社で作業したものを入れて統一保管する為)を i phoneの代わりに配置するようになりました。(下の写真はHDDを入れた場合の配置)

 さて、この手帳が「超」整理手帳用のカバーである事は明記しておかなければなりません。

 「超」整理手帳というのは「超」整理法(中公新書, 1993)で一世を風靡した野口悠紀雄氏が開発した手帳です。時間単位で細かく記入できる手帳なのに蛇腹式で数か月を俯瞰する事もできるという画期的な手帳。過去自分も何度か使用を挑戦しましたが残念ながら自分のライフスタイルには合わなかった為何度も挫折しています。

 今回、せっかく「超」整理手帳専用の手帳カバーを入手したので、何(十)年ぶりに「超」整理手帳を購入してみました。

 やはり数か月で挫折してしまいました。コロナで色んなイベントや仕事、プライベートの予定もキャンセルになっている時期というのもあったかもしれません。真っ白なブランクページが俯瞰できるなんとも悲しい手帳になってしまいました。

 と、いうわけでこの手帳カバーのサイズにあう他の手帳(トラベラーズ手帳)を代わりにインサートして使っています。

 不満点はせっかくついている「超」整理手帳のページを抑える三角トグル型のストッパーが使えないのがとってもとっても残念!

 細かい事をいうと、専用ノートではないので収まりが悪い部分があり、手帳ノートが落ちないか心もとない気持ちにもなります。

 とはいえ、打ち合わせ等でこの手帳を開くと憧れの視線を感じたり、話のネタになったりするところは「持っていて自慢できる手帳」ではないでしょうか?

 しかしながら、その後さらにコロナの蔓延が深刻になり、完全テレワークに移行した為この手帳を見せびらかしたり、手帳で盛り上がったりする機会はぱったりなくなってしまいました。HDDも名刺も持ち歩く必要がなくなってしまいました。ちょっと悲しいですね。またこの手帳を持って外に出られる世界になる事を願って。2021年1月30日記。